エンディミオン覚醒

エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

エンディミオン覚醒の下巻を読み終わりました…
これで4篇の物語━━ハイペリオンハイペリオン没落、エンディミオンエンディミオン覚醒
━━は、悲しくも明るい未来…、限られつつ同時に永遠の未来に踏み出して終焉を迎えました。
種族も惑星も宗教も時空も超えた”共感”の元に人類は新しい一歩を”文字通り”踏み出すのです。


と読み終わった感動の余韻に浸ってるわけですが、ダン・シモンズGJ!!
オススメのSFのNo.1はダテじゃない(`・ω・´)
ちょっと厚めの文庫で全8巻になるけど、読んで絶対後悔なし!!!!!!
と断言できる希少な作品です。
既に読んでいる人も多いと思うので、当たり前だヴォケ(*゜Д゜)と言われそうですが…


SFでありながら、あらゆるジャンルを上質に内包し、ハードでありながら
純粋に興奮してのめりこめる娯楽作品としても成り立っている。
作者の小説家としての力量に加え、あらゆる文学、小説、宗教、人間への尋常ならざる造詣が説得力と深みを与えているせいなんでしょうね。


作品を書く上で作者は想像力を膨らませるだけでなく、すさまじい量の資料を集め、検証し、作品に盛り込んでいく。
だから読者は、より多くのものを作品から受け取る為には、作品のレベルに合った知識や感受性を持つ必要がある。
上質な娯楽(を感じる為)には、それなりの能力も必要だとオモタ。
もっと読み取る力があればなぁ…