死者の書 他

死者の書 (創元推理文庫)

死者の書 (創元推理文庫)

有名俳優の息子としてのコンプレックスを抱いたまま大人になった高校教師の主人公。
幼き頃より心を占める童話作家の伝記を書く為、同じく作品に魅了された女性と共に
童話作家が生涯を終えた片田舎へと向かう…
だがその町の住民達はあまりに不可解で、そして主人公は次々に起こる奇怪な出来事に巻き込まれるのだった…
━━というお話。


表現や描写が詩的で美しく、鬱屈した主人公の心理描写もリアリティを感じる。
また登場する書籍や人物など、何処までが実在の話か、何処からが作者の作り出した世界なのかが全くといっていいほど作り込まれている。
ハッピーエンドと言えるか難しいが、( ̄ー ̄)ニヤリとするラストが待っているので
書店で並んでいるのを見て迷っている人は、是非読んでみるといいかも。
個人的評価:★★★★☆




乱暴に言うと、マリウス・オクタヴィア夫婦の別れ話の巻。
個人的にはマリウスは許せない…と思うが、ケイロニアの人たちは人が良いな(笑)
今回直接は出てこないけど、シルヴィアも許せない。
こんな漏れはアキレウスがハゾスを評する”勝ち組”では無いがナー(´∀` )
個人的評価:★★★☆☆