鎮魂歌

グレアム・ジョイスの小説『鎮魂歌』を読み終わった。


妻に対する愛が枯渇した男が、その妻の不可解な死に怯え
旧知の仲である女性の住むエルサレムに向かう・・・という所から話が始まる。

そこで手に入れる死海文書の解読につれ、今日に伝わるキリスト教への疑いと
妻に対する自責の念が、真実と幻覚の物語を綴る…といった内容。


考え深い内容ではあるが、キリスト教が実生活に浸透してない自分にとって
感じ取れる部分はあまり多くなさそう(´Д`;)
それでも語り口は結構好きな方だと思う。