マルドゥックスクランブル

冲方丁の小説。
全3巻をやっと今日読み終わった。
洋物のSFばっかり読んでたせいか、初め読み口に違和感を覚えたけど
読み続けるに従い、どんどん感情移入していくことが出来た。
純粋に面白い読み物だったと思う。
読後感はジャンル的に…というわけじゃなく、甲殻みたいなアニメ映画を観たのに
似てるかな…


音楽にしても何にしても、日本人の表現というのは独特だなと改めて思う。
日本人は器用で緻密で仕上げが丁寧だが全てが形式的なのに対し
欧米人は仕上げは雑だけどすごく感覚的な感じがする。


他人とつきあいかたがこの違いを生み出すのかな・・・
単純に国民性と割りきらず、この差異についてもう少し考えてみる必要がありそうだ。
海外向けゲームを作る機会が増えているので他人事じゃないし…


もちろんどちらが上と言う話でもなく、全ての作品においてそうであるという事でもない。